宮城県名取市の「かわまちてらす閖上(ゆりあげ)」や「ゆりあげ港朝市」は、食事や買い物を楽しめる人気のお出かけスポット。
でも「ゆりあげ周遊船」と聞いて、「ああ、あれね」とピンとくる方は、実はそんなに多くないのではないでしょうか(私も最初は「なにそれ、初耳」でした)。
実はこの2つの人気スポット、どちらからも船に乗れるんです。
これまで孫と一緒に、
- 「かわまちてらす閖上」から乗る「名取川遊覧コース」
- 「ゆりあげ港朝市」から乗る「広浦・閖上港コース」
の両方を体験しています。
ところがこの2つ。
同じ「ゆりあげ周遊船」として紹介されているので、最初はてっきり同じ船の川コースと海コースくらいに思っていました。
実際に乗ってみると、これが全然違う!
チケットを買う場所も、乗り場も、船も、乗船時間も、そして乗ったときのスリルまで別物です。
ざっくり言うなら名取川遊覧コースは、のんびり楽しむ「川の船」。
そして広浦・閖上港コースは、海へ出て波を体感する「ちょっとスリリングな船」。
この記事では、実際に子連れ(孫連れ)で両方に乗った体験をもとに、
- チケットはどこで買う?
- 乗り場はどこ?
- 子供でも楽しめる?
- どのくらい揺れる?
といった気になるところまで、詳しくご紹介します。
まず注意!「川」と「海」ではチケット売り場も乗り場も違います
公式ページには3つのコースが「ゆりあげ周遊船」として掲載されています。
そのため、
「かわまちてらすへ行けば、どの船にも乗れるのかな?」
くらいに思ってしまいそうですが、実際には違います。
私が最初に分かりにくかったのが、この点でした。
名取川遊覧コース
チケット購入場所:かわまちてらす閖上のフードコート内
乗り場:かわまちてらす閖上近くの名取川河岸
こちらは「ゆりあげ丸」という屋根付きの船です。
広浦・閖上港コース
チケット購入場所:ゆりあげ港朝市・メイプル館
乗り場:ゆりあげ港朝市の船着き場
こちらはMIYAGI HARBOR CLUBが運航する別の船です。
つまり、子連れで行く場合は、
「どのコースに乗るかを決めてから目的地を設定する」
のがおすすめ。
同じ船の乗り場違いというより、別々の船遊びだと思っておいたほうが分かりやすいです。
ゆりあげ周遊船|子連れ目線で2コースを比較
| 比較ポイント | 名取川遊覧コース(川) | 広浦・閖上港コース(海) |
|---|---|---|
| 出発場所 | かわまちてらす閖上 | ゆりあげ港朝市 |
| チケット購入場所 | フードコート内の券売機 | メイプル館内のレジ |
| 支払い方法 | 現金のみ | 現金・PayPay可 |
| 船の種類 | 屋根付きの小型の舟 | 屋根なしのクルーザー |
| 出航のしかた | 人が集まり次第、随時 | 1時間ごとに出航 |
| 乗船時間 | 15分程度 | 30分程度 |
| 料金 | 大人・子供 一律500円 ※1歳以上有料 |
大人700円・小学生500円 ※未就学児無料 |
| えさやり | 子供にかっぱえびせんをもらえた (無料) |
かっぱえびせん1袋100円 ※体験時 |
ちなみに、この2コースのほか「貞山運河コース」もあります。
こちらはぜひ一度乗ってみたいのですが、10日前までの予約が必要で、さらに6人以上から。
そのため我が家のように少人数でふらっと遊びに行くスタイルだと、ちょっとハードルが高く、まだ体験できていません。
それでは、それぞれのコースの様子を、体験談を交えて詳しくご紹介していきますね。
名取川遊覧コース体験記|小さい子の船デビューにもおすすめ
まずは、かわまちてらす閖上から乗る「名取川遊覧コース」。
我が家はこちらに2回乗っています。
最初に乗ったのは3年前。
当時、孫はまだ保育園の年長組でした。
そして今年2026年7月下旬、小学3年生になった孫と3年ぶりに乗ってきました。
かわまちてらす閖上へ遊びに来た「ついで」に乗れる気軽さ
かわまちてらす閖上は、我が家では何度も訪れているおなじみの場所。
県道10号塩釜亘理線からすぐ入ったところにあるので、岩沼・亘理方面やイオンモール名取などへ出かけた帰りにも立ち寄りやすいんです。
ただし、いつ行ってもかなり混んでいる印象。
有名な道の駅というわけでもないのに、
「なんでこんなに人がいるの?」
と思うくらい人気があります。
気候の良い時期は駐車場がかなり埋まっていて、経験上、冬の夕方くらいじゃないとなかなかスムーズに停められません。
今回も、最初から周遊船を目的に出かけたわけではありませんでした。
この日は小学3年生の孫と亘理荒浜海水浴場へ。
その帰りに、
「遅めのお昼を食べていこう」
と、かわまちてらす閖上へ立ち寄りました。
そこで名取川を見ると、
「今日は船が動いてる!」と孫。
3年ぶりに乗ってみることにしました。
チケットはフードコート内の券売機で。現金の準備をお忘れなく
名取川遊覧コースは、1人500円。
(2026年8月現在)
1歳から料金がかかります。
チケットは、かわまちてらす閖上のフードコート内にある券売機で購入します。
建物の側面の入口から入ってすぐ左側に券売機があります。
入口左側に貼られています。「欠航」の札になっていても運行していることがありますので、船着き場を見て確認したほうが良いかも。(この日もそうでした。)
ここで一つ注意。
私が利用したとき、券売機は現金払いのみ対応でした。
しかも、このとき手元にあったのが1万円札。
そのままでは買えなかったので、近くの飲食店のレジで両替してもらいました。
船を見つけて、「よし、乗ろう!」となってから慌てないためにも、500円玉や千円札を用意しておくと安心です。
船着き場はかわまちてらす閖上のすぐ下
かわまちてらす閖上から名取川を見下ろすと、川岸に船着き場があります。

のぼりも立っているので、場所は比較的分かりやすいです。
運航時間は10時~16時が目安。
公式では潮位などによって運航時間が変更になる場合があるとされています。
実際の雰囲気はというと、かなりゆる~い感じ。
我が家が利用したときは「○時発」ときっちり区切っている感じではなく、人がある程度集まったら出発。

しかも満員になるまで待つわけでもありませんでした。
この気軽さが、名取川コースの良いところだと思います。
ライフジャケットは、ちょっとしたコツが要ります
乗船すると、座席にはすでにライフジャケットが用意されていました。

子供と大人で完全に分かれているタイプではなく、ベルトでサイズを調整するタイプです。
私が着ようとしたものが妙にきつくて手間取っていたら、船頭さんから、
「それ、前に子供が着けていたからベルトがきつくなってる」
と言われました。
なるほど(笑)
逆に孫のものは緩かったので、私がベルトを調整しました。
子供の場合は特に、出発前にサイズが合っているか確認しておいたほうがよさそうです。
このライフジャケット。
ひとつ気になったのが、普段孫が使っているものとは違い、やけに細身であること。
(こんなんで浮かぶのかな~?)と不安に感じたので、帰宅後に調べてみました。
すると、このライフジャケットは自動膨張式で、水に浸かると炭酸ガスボンベに穴が開いて膨らむタイプのようでした。(すごいっ!)
船内には「ライフジャケットについているボンベの紐を引っ張らないでください」という注意書きがあったのですが、着用方法や、実際どういう仕組みで膨らむのかといった説明は、特にありませんでした。

普段見慣れている「最初から浮力材が入っているタイプ」とは違うので、知らずに着けると少し不安に感じるかもしれません。
気になる方は、乗船前に船頭さんに一言聞いてみると安心だと思います。
いよいよ出航。屋根付きの、舟という感じの船です
船は屋根付き。
「船」というより「舟」という表現がしっくりくる、素朴な佇まいです。
ガイドの案内などはなく、代わりに大きめの音量で民謡のような歌がひたすら流れています(誰に向けての選曲なのか、いまだに謎ですが、これはこれで味があって好きです)。
岸を離れると、思いのほか急加速。
暑い7月下旬でしたが、走り始めると風が一気に涼しくなって、とても気持ちがいいです。

海のコースのような大きな上下の揺れはないので、孫もすっかりリラックスした様子でした。
波しぶきがかかったり、船の中へ水が入ってきたりすることもありませんでした。
子供のお楽しみ!ウミネコにかっぱえびせん
そして、子供にとって一番楽しいのがこれ。
乗船すると船頭さんが、孫にかっぱえびせんをくれました。
どうやら子供向けのサービスのようです。
船が走り始めるとウミネコがやってくるので、孫がかっぱえびせんをポーン!
ところが。
投げても投げても、えびせんが後ろへ飛んでいきます。
ウミネコも船の後方でパクッ。
……あれ?
そう言えば2年前の海の周遊船の時も、これで失敗したような。

どうやらウミネコへのえさやりを楽しみたいなら、船の後方に座ったほうが良さそうです。
(ちなみに、あげているふりをして、こっそりつまみ食いをしている孫の姿も、しっかり目撃しました 笑)
水門から閖上大橋へ|約15分のミニクルーズ
コースはシンプルです。
最初は名取川を下流方向へ進み、閖上水門付近でUターン。
今度は上流へ向かって閖上大橋をくぐります。

▼閖上大橋が近づいてきた~!
▼自分でかっぱえびせんを食べている孫の指付き(笑)
▼わー!なかなか見られない橋の真下
▼橋をくぐると、そこから再びUターン。また橋の下をくぐります。
▼ウミネコさん。かっぱえびせんはもう無くなっちゃったよ。
中州があるため水門付近まで迂回してから船着き場へ。
▼中州はウミネコの休憩場所かな?
乗船時間は約15分です。
川の透明度は高くないため、水中の魚などを見るような船ではありません。

シンプルなコースですが、乗ってみると想像していたより楽しい時間でした。
派手さはゼロですが、そのゆるさが逆に癒やしです。
3年前と今年。孫の反応の違い
3年前、孫が保育園の年長組だった頃に初めて乗った時は、ウミネコがかっぱえびせんを空中でキャッチするのが楽しくて、「また乗りたい!」と大喜びでした。
(この時は船の先頭ではなかった。)
翌年は「広浦・閖上港コース」の方に乗ったので、名取川コースはしばらくお預け。
昨年(2025年)は雨が少ない影響か、川がかなり干上がっていて、通りかかるたびに欠航しているようで、結局乗りそびれてしまいました。
そして今年の7月下旬、3年ぶりの乗船。
もう小学3年生になった孫でしたが、成長しても変わらず楽しそうにしていました。
16時を過ぎても出発!?船頭さんのさじ加減も面白い
今回、私たちが乗ったのは16時ギリギリ。
船頭さんも出発時に、
「今日はこれで終わりだな」
と言っていました。
ところが周遊を終えて船着き場へ戻ってみると、次のお客さんらしきファミリーが待っています。

「もう終わりだから断るのかな?」
と思って見ていたら……
そのまま乗せて出発しました(笑)
どうやら、そのあたりは船頭さんのさじ加減で柔軟に対応してくれているようです。
とはいえ、公式の運航時間は10時~16時が目安なので、「16時を過ぎても乗れる」とは思わず、余裕を持って行くのがおすすめです。
トイレは安心。混雑時は少し待つことも
かわまちてらす閖上には、個室がいくつもあるトイレが複数箇所にあり、いつ行っても清潔に保たれている印象です。
ただ、お昼前後の混雑時間帯は、数人並んでいることもあるので、心づもりしておくと良いかもしれません。
広浦・閖上港コース体験記|海へ出たら一気にスリル満点!
続いては、一昨年、孫が小学1年生だったときに乗った「広浦・閖上港コース」。
こちらは、かわまちてらす閖上が発着ではありません。
ゆりあげ港朝市から出発します。
そして名取川コースとは、乗った印象がまるで違いました。
台風が遠くにあったので、出発前に運航状況を電話確認
このコースは運航が日曜日・祝日限定、しかも運航時間は8時から12時の間のみ。
つまり、朝は少し早めに家を出る必要があります。
さらに当時、遠くの海上に台風が発生していました。
宮城県にはまだ直接影響しないだろうと思ったものの、「行ってみたら欠航でした」というオチだけは避けたかったので、念のため事前に電話で運航状況を確認してから向かいました。
問い合わせたのは、ゆりあげ港朝市メイプル館。
運航しているとのことだったので、そのまま出発!
海コースを目当てに遠方から向かう場合は、天候が微妙な日は事前確認しておくと安心です。
朝市の駐車場は混雑!時間に余裕を持ったほうがいい
ゆりあげ港朝市は、朝市というだけあって、早い時間から駐車場がかなり混雑します。
駐車場入り口で5~6台の車が並んでいたので、
「船に間に合うかな?」
と少々焦りました。
ただ、出て行く車も多かったので、駐車場内に入ってからは意外とサクッと停められました。
車を停めたら急いでメイプル館へ向かいました。
「随時運航」だと思ったら次の便は1時間後!
公式情報では8時~12時の間に「随時運航」と案内されています。
ところが現地へ行ってみると、1時間おきの出航でした。
9時40分頃に到着したのですが、10時の便はすでに満員。
次は11時発とのこと。
「えー、1時間どうする?」となりましたが、とりあえず11時の便でチケット購入。
チケットはメイプル館内のレジで店員さんから購入しました。
私が利用したときはPayPayで支払えました。
(現金以外の他の決済方法は、確認してきませんでした。)
待ち時間は、朝市で海鮮バーベキュー
ゆりあげ朝市の対岸には名取市サイクルスポーツセンターがあります。
最初は、ここで自転車に乗って時間をつぶそうかと話しました。
名取市サイクルスポーツセンターには、小さい子向けや三人乗りなど、いろんな種類の自転車があります。
しかも夏場は遊具エリアで水遊びもできるので、1時間では入場料がもったいないし少々慌ただしい。
そこで予定変更。
ゆりあげ港朝市で海鮮バーベキューをすることにしました。

好きな海鮮を買って、その場で炭火バーベキュー。

当時は無料でレンタルできましたが、現在は燃料費高騰の影響で500円かかるようです。
(それでも十分お得かな?)
待ち時間1時間なんて長いと思っていたのに、あっという間に乗船時間。
逆に焦ってバタバタと片付け、トイレを済ませて船着き場へ向かいました。
乗船前のトイレは早めがおすすめ
我が家はメイプル館内のチケット売り場近くにあるトイレを利用しました。
記憶が少し曖昧ですが、確か個室が1つか2つしかなくて列ができるので、順番が来るまで少々時間がかかりました。
公式サイトによると場内にもう1箇所トイレがあるようなのですが、当時は気づかず……。
事前にチェックしておくと安心かもしれません。
特に船の出発時間が迫っていると焦るので、子連れなら早めにトイレを済ませておくのがおすすめです。
乗り場は少し迷うかも
船着き場にはたくさんの船が停まっていました。

「どれに乗るんだろう?」
と一瞬迷いましたが、黄色い船のところに人が集まっています。
「あの船じゃない?」
と孫と話しながら向かいました。
「この高さで海へ出るの!?」ちょっとビックリ
乗り込んだのは、屋根のない小型クルーザー。
乗ってみて最初に思ったのが、
「えっ、この高さで海へ出るの?」
もっと高さのあるクルーザーのような船を想像していたので、船のへりが思ったより低く、海面がかなり近く感じます。

「波が来たら簡単に海水が入ってこないの?」
と、一瞬ビビりました。
結果的には波しぶきで濡れることも、船内に海水が入ってくることもありませんでした。
すぐ近くには赤ちゃん連れのご家族もいて、ベビーカーも持ってきていました。
船長さんが、
「そこに置いていいよ」
とベビーカーの置き場所を案内していました。
ただし、現在の取り扱いや混雑時にも積めるかどうかは分かりませんので、ベビーカーで利用する場合は事前に確認したほうが安心です。
ライフジャケットは自動膨張式
こちらのライフジャケットも、ベルトで調整する子供・大人兼用で自動膨張式でした。
名取川コースと同様、当時は自動膨張式だとは分からなかったので、少し不安でした。
この記事を書くにあたって調べてみたら、なかなか値の張る品物なんですね!
(このライフジャケット、大丈夫なのかな?)
なんて疑ってしまって、申し訳なかったです(汗)
閖上漁港の中は、穏やかで楽しい
「どうせ乗るなら一番前が気持ちいいでしょ!」
と、船に乗ると一番前の席を選びました。
(私はジェットコースターでも一番前に乗りたいタイプです。)

出発してしばらくは「広浦」と呼ばれる汽水湖の中を周遊し、次に閖上漁港の中を進みます。
▼右手に見えるのが名取市サイクルスポーツセンター。同じ建物には「名取ゆりあげ温泉 輪りんの宿」もあります。
岸ではたくさんの人が釣りをしていて、ヨットハーバー付近にはたくさんのヨットが見えて、孫も楽しそうに眺めていました。

海はほとんど透明度がなく、海中の様子は分かりませんでしたが、それでも景色は十分楽しめます。

音声ガイドも流れていたのですが、景色に夢中で、正直あまり耳に入ってきませんでした(笑)
ここまでは、みんな余裕たっぷり。平和な時間でした。

外海へ出たら「ドンブラコ!」小1の孫がギャン泣き
港を出て外海へ出たとたん、空気が一変!

波が大きい!
大型のクルーザーではないぶん海面が近いこともあって、波がものすごく迫力満点。
大きな波が来るたび、
ドンブラコー、ドンブラコー!
船が大きく上下します。
「これ、大きな横波が来たら転覆するんじゃ……」
と、さすがの私もちょっと緊張しました。
(でも、転覆したというニュースは聞いたことがないから、これが普通なんだろう。)
と、謎の自己暗示をかけていました。
もちろん船長さんは慣れたもの。
波の動きを見ながら、ひとつひとつ上手にかわして進んでいきます。
(操作技術すごいっ!)
と感心。
ところが!
まず、近くに乗っていた1~2歳ぐらいの小さな子が「ギャー」と泣き出しました。
続いて、当時小学1年生の孫までが、「怖いー!怖いー!」と、まさかのギャン泣き。
普段はそこそこ度胸のある孫なのでビックリしました。
私はスマホをバッグへ避難
漁港を出るまではスマホを出して、船や景色の写真をたくさん撮っていました。
ところが外海へ出ると、
「これ、スマホ落としたら終わりだな」
と思うくらいの揺れ。
さっさとバッグへしまいました。
そのため、残念ながら沖での写真はありません。
今になって思えば動画を撮りたかったところですが、あの状況ではスマホの無事を優先して正解だったと思います。
※これはあくまで我が家が乗船した日の状況です。海況によって船の揺れ方は変わります。
海の上でもウミネコにかっぱえびせん
沖へある程度進むと船が止まり、今度はかっぱえびせんの販売が始まりました。
名取川の周遊船と違って、こちらは有料です。
当時は1袋100円。(現在の価格は不明)
「ここでもウミネコにあげられるんだ!」
と思ったのですが……
この時も座る位置をミスっていました。
船が動き始めたので、船の前方から投げると、風でかっぱえびせんが後ろへ飛んでしまいます。
ウミネコもかっぱえびせんを追って後ろへGo。
川コースと同じパターンです。
ウミネコへのえさやり目的なら、後ろの席のほうが良いかもしれませんネ。
帰りは高速!泣いていた孫が今度は茫然自失
そして港へUターン。
帰りは「スピードを上げます!」とアナウンスがあり高速。
カーブでは船が傾いて、なかなかの迫力です。
行きでは大泣きの孫、この速度に帰りはもっと泣くかと思いきや……
…放心状態。
もはや泣いてすらいません。
完全に茫然自失。
隣を見ると、船酔いしやすいと言っていたパパさんは何とか無事。
ちなみに酔い止めは飲んでいませんでした。
漁港内に戻ると速度が落ち着き、あとはのんびりと船着き場へ戻って行きました。
孫は「もう乗りたくない!」
絶叫マシーンが大好きな私は楽しかったのですが、孫にはトラウマレベルの恐怖だったようです。
「もう乗りたくない」と言われたので、今後は孫同伴で乗船するのは難しそうです(泣)
ただし船そのものが怖くなったわけではないようです。
今年、名取川遊覧コースには、自ら「乗りたい!」と言っていたので、閖上沖がNGのようです(船が湾内に戻ったら、平常心を取り戻していました)。
のんびり船旅を楽しみたい方には、名取川遊覧コースの方が向いていると思います。
海のコースは、それなりのスリルがあるので、絶叫系が好きな私のようなタイプには、むしろ向いているかもしれません(笑)
広浦・閖上港コースの公式動画
外海へ出てからスマホをバッグにしまったので、ドンブラ体験を撮影できませんでした。
代わりに、公式のYouTube動画がありますので、雰囲気を掴みたい方はぜひ見てみてください♪
再生時間3:40ぐらいから、波に乗る様子がちょっとだけ撮影されています。
(動画だと迫力がイマイチですが…)
子連れなら名取川と海、どっちがおすすめ?
ここまで読んでくださった方は、もうお気づきかもしれませんが……正直、同じ「ゆりあげ周遊船」とは思えないほど、体験の質が違います(もはや別ジャンルのアトラクションです)。
改めて、それぞれのコースが向いていそうな方をまとめてみます。
名取川遊覧コースがおすすめな方
- 初めて周遊船に乗る、小さなお子さん連れの方
- のんびり、穏やかな時間を過ごしたい方
- 揺れが心配な方、船酔いしやすい方
- 「ちょっと寄り道」感覚で気軽に乗ってみたい方(運航期間も長く、予約も不要です)
大きな揺れがなく、乗船時間も15分程度と短めなので、初めての船体験にはこちらが安心です。
孫が保育園児だった頃も、小学生になった今も、変わらず楽しめていました。
広浦・閖上港コースがおすすめな方
- スリルのある体験をしてみたい方
- ある程度、揺れや波を楽しめるお子さん・ご家族
- 朝市での食事や買い物も一緒に楽しみたい方
- 未就学児無料という料金の恩恵を受けたい、少し年齢が上のお子さんがいるご家庭
港内までは穏やかで景色も楽しめるのですが、外海に出てからの揺れは、正直なところ「未就学児は何歳から大丈夫」と言い切れるものではないと感じました。
当日一緒だった4〜5歳ぐらいの女の子たちは特に泣いている様子もなかったので、このあたりは本当にお子さんの個性次第、というのが実感です。
心配な方は、まず名取川遊覧コースで船に慣れてから、広浦・閖上港コースに挑戦する、という順番もおすすめです。
事前に知っておきたい持ち物・注意点
最後に、当日困らないための細かいポイントをまとめておきます。
服装・持ち物
- 特別な防寒着は不要でした(海コースも「風が冷たくて気持ちいい」程度で、寒いと感じることはありませんでした)
- 波しぶきなどで濡れることは、両コースともありませんでした(波の迫力の割には、濡れないのが不思議です)
- 酔い止めは特に用意しませんでしたが、心配な方はお守り代わりに持っておくと安心かもしれません
- 帽子や日焼け対策は、特に屋根のない広浦・閖上港コースであると良さそうです
支払い
- 名取川遊覧コース:現金のみ。お札しかない場合に備えて、小銭も少し用意しておくと安心です。
- 広浦・閖上港コース:現金・PayPayに対応(それ以外の支払い方法は未確認です)
年齢について
- 名取川周遊コースは「1歳から有料」、広浦・閖上港コースは未就学児無料との記載があるのみで、「〇歳から乗船可能」といった、明確な記載は見当たりませんでした
- 未就学児が「怖がらず楽しめる年齢」の目安は、正直なところ個人差が大きい印象です。
心配な場合は、揺れの少ない名取川遊覧コースから試してみるのがおすすめです
その他
- 広浦・閖上港コースは、当日1時間おきの出航になっていて、時間帯によっては満員で乗れないこともあります。
少し早めの到着をおすすめします - ゆりあげ港朝市の駐車場は、朝の時間帯は混雑しやすいので、余裕を持って向かうと安心です
2026年「ゆりあげ周遊船」3コースの運航情報とアクセス
2026年度は3つのコースが設定されています。
名取川遊覧コース(ゆりあげ丸)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発場所 | かわまちテラス閖上 〒981-1203 宮城県名取市閖上中央1丁目6番地 Tel:022-399-6848 |
| 運航期間 | 5月2日~10月31日 |
| 運航日 | 土・日・祝日 |
| 運航時間 | 10時〜16時の間(目安) |
| 乗船時間 | 約15分 |
| 料金 | 1歳以上1人500円 ※大人・子供一律料金 |
| 定員 | 10人 |
| チケット | かわまちてらす閖上フードコート内 |
| 予約 | 不要 |
かわまちてらす閖上までのアクセス
- 車:仙台東部道路 名取ICより約5分
- 公共交通機関:JR仙台駅から電車でJR名取駅まで約15分。
JR名取駅から市内乗合バス「なとりん号」閖上線に乗車し、「かわまちてらす閖上前」バス停で下車(バス約20分、下車後は目の前です)
⇒【公式】なとりん号交通ガイドマップ
広浦・閖上港コース(MIYAGI HARBOR CLUB)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発場所 | ゆりあげ港朝市 〒981-1204 宮城県名取市閖上東3丁目5-1 Tel:022-395-7211 |
| 運航期間 | 7月5日~10月25日 |
| 運航日 | 日曜・祝日 |
| 運航時間 | 8時〜12時の間で随時運航 (1時間おきが目安) |
| 乗船時間 | 約30分 |
| 料金 | 大人700円・小学生500円・未就学児無料 |
| 定員 | 20人 |
| チケット (問合先) |
ゆりあげ港朝市メイプル館 (Tel:022-395-7211・木曜定休) |
| 予約 | 不要 |
ゆりあげ港朝市までのアクセス
- 車:仙台東部道路 名取ICより約4分(JR名取駅からは車で約15分)
- 公共交通機関:JR仙台駅から電車でJR名取駅まで約15分。
JR名取駅から市内乗合バス「なとりん号」閖上線に乗車し、「ゆりあげ港朝市前」バス停で下車すぐ。
日曜・祝日はバスの本数が少なく、始発が午前8時のため、朝いちばんの便を利用する場合は時刻表を事前に確認しておくと安心です。
⇒【公式】なとりん号交通ガイドマップ
貞山運河コース(ゆりあげ丸)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出発場所 | かわまちテラス閖上 〒981-1203 宮城県名取市閖上中央1丁目6番地 Tel:022-399-6848 |
| 運航期間 | 7月20日~8月16日 |
| 運航日 | 日曜・祝日 |
| 出発 | 10:30 |
| 帰着 | 12:00 |
| 所要時間 | 90分程度 (乗船時間は片道30分程度) |
| 料金 | 大人700円・小学生以下500円 |
| 予約 | 必須 (10日前まで・6人以上) |
| 定員 | 10人 |
こちらは、かわまちてらす閖上を出発して貞山運河を進み、ゆりあげ港朝市またはサイクルスポーツセンターに約30分滞在して戻るコースです。
6人以上という条件があるため、我が家はまだ未体験ですが、参考までに掲載しておきます。
※10日以上前からの予約必須のため、今年はもう終了です。
子連れで立ち寄りたい周辺スポット
ゆりあげ周遊船だけでは少し物足りないときは、近くにある子連れスポットと組み合わせるのもおすすめです。
かわまちてらす閖上から「ラプラス公園」へ
かわまちてらす閖上から名取川を挟んだ対岸には、宮城県の推しポケモンをテーマにしたラプラス公園があります。
かわまちてらす閖上からは、車で約5分、徒歩で約22分。
船に乗って食事をしたあと、
「もう少し子供を遊ばせてから帰りたい」
というときにも立ち寄りやすい場所です。
公園には、みやぎ応援ポケモン「ラプラス」をモチーフにした遊具などがあり、ポケモン好きの子にもおすすめ。
かわまちてらすでランチ+名取川遊覧コース+ラプラス公園と組み合わせれば、子連れで半日楽しめるお出かけコースになります。
ゆりあげ港朝市から「名取市サイクルスポーツセンター」へ
広浦・閖上港コースに乗るなら、一緒に立ち寄りやすいのが名取市サイクルスポーツセンター。
ゆりあげ港朝市から広浦を挟んだ対岸にあり、車で約3分、徒歩なら約7分と、かなり近い距離です。
我が家が広浦・閖上港コースに乗ったときも、次の船まで1時間ほど待ち時間ができたため、
「サイクルスポーツセンターで自転車に乗ってこようか?」
と候補に挙がりました。
ここには一般的な自転車以外に、様々な種類の自転車があります。
また、ふわふわドームなどの遊具もあり、夏には水遊び場も設けられるので、とても1時間の待ち時間では足りずに、当時は見送りました。
でも時間に余裕があるなら、周遊船と組み合わせやすい子連れスポットです。
広浦・閖上港コースは午前中の運航なので、「朝市→周遊船→サイクルスポーツセンター」という順番で回れば、そのまま午後まで閖上エリアで楽しめます。
かわまちテラス閖上とゆりあげ港朝市の距離も、意外と近い
ちなみに、かわまちてらす閖上とゆりあげ港朝市自体も、徒歩約21分・車で約3分と、思ったより近い距離にあります。
1日で両方の乗り場を回って、川コースと海コースをはしごする、なんていう欲張りな楽しみ方もできそうです。
特に周遊船は天候や潮位によって運休する場合もあるので、「船が動いていなかったら近くのスポットで遊ぶ」という第二候補を用意しておくと、子連れのお出かけでは安心です。




